効果試験結果

01
目的

モイストローションおよびエンリッチクリームの使用による肌状態の改善を、キメ画像と水分量で測定。

実施期間

2016年2月12日(金)〜2月24日(水)

試験方法
  • ①1日2回(朝晩)、試験品を試験部位(前腕内側部)に適量塗布。左腕は「モイストローションのみ」、右腕は「モイストローション+エンリッチクリーム」を連用し、変化を測定する。
  • 〈キメ〉
    使用前と12日間連用後にマイクロスコープでキメ画像を撮影。
    〈角層水分量〉
    使用前と12日間連用後に下記の条件で水分量を測定。
    • ・一般的な石鹸系洗浄剤で試験部位を洗浄し、20分間落ち着かせる。
    • ・専用の測定機器を使用して角質水分量を測定する。
結果

キメ

[50代男性]

■モイストローションのみ
■モイストローション+エンリッチクリーム

[40代女性]

■モイストローションのみ
■モイストローション+エンリッチクリーム
考察

12日間の連用において、モイストローション単独の使用でキメの改善および角層水分量の増加が見られた。さらにエンリッチクリームを併用することで、よりキメの改善と角層水分量の増加が見られた。これは、エンリッチクリームの併用により角層からの水分蒸散が抑えられたためと考える。被験者が40代・50代の乾燥肌だったため併用がより効果的だったと思われるが、年齢や肌状態によってはモイストローション単独でも連用により十分改善はなされると考える。

02
目的

モイストローションおよびエンリッチクリームの使用による保湿効果を測定。

実施期間

2016年2月22日(月)

試験方法
3名の被験者(健常成人女性2名、男性1名 平均年齢28.3歳)に対し、次の手順で試験を行った。
  • ①一般的な石鹸系洗浄剤で左腕の前腕内側部を洗浄する。
  • ②20分間落ち着かせるとともに、塗布する部分を4ヶ所マーキングする。
  • ③マーキングした部分で使用前の測定を行う。
  • ④モイストローションを40μl(2μl/cm2)、エンリッチクリームを50mgl(2.5mg/cm2)量り、マーキングした部分に塗布。
  • ⑤30分後、1時間後、2時間後、4時間後、8時間後に角層水分量を測定する。
結果
考察

モイストローションとエンリッチクリームの重ね塗りが最も高い水分量を示し、次いでエンリッチクリームのみ、モイストローションのみという結果になった。エンリッチクリームは水分量の低下がきわめて穏やかで、8時間後も高い水分量を示した。このことから、エンリッチクリームは保湿効果およびその持続性が高いといえる。より高い保湿効果を得る上では2品の併用が効果的であるといえるが、肌状態や連用状況によっては、モイストローション単独でも十分な保湿効果は得られると考える。