来月からの新しいスタートに向けて、環境だけでなく肌も綺麗に整えておきたいものです。しかし、実は肌の調子が不安定な「ゆらぎ肌」になりやすい時期でもあります。
気温が上昇すると、新陳代謝が活発になって皮脂や汗の分泌が増加します。こうやって段々と春の肌に切り替わっていくのですが、暖かくなったと思っても次の日はまた肌寒い日に逆戻りと気温にバラつきがあります。この寒暖の差に肌が対応しきれないため、肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
そして、紫外線が弱い冬の間お休みモードになっている肌は、抵抗力が弱まっている状態。そこに急激に強い紫外線を受けると、バリア機能が弱まった肌からは水分がどんどん逃げてしまいます。この時期、花粉や黄砂、汚れなどが付着しやすい春は、洗顔をしっかりと行い、汚れを落とす必要があります。
春は、強い風が吹き、その強風によって空気中のホコリや花粉が舞い上がり肌に汚れが付着します。敏感になっている肌は、ホコリや花粉を刺激としてみなし過敏に反応。かゆみや赤みを引き起こします。さらに、黄砂やPM2.5の影響も強く、症状が出てしまう方が多いようです。
そして、春は、就職や入学など新しいスタートを切る季節ですが、その分環境の変化などで精神的にストレスを感じやすい面もあります。ストレスにより自律神経が乱れるとターンオーバーが低下し、肌代謝がうまくいかずにニキビなどができやすくなってしまいます。
まずは、規則正しい生活を送ること。バランスの取れた食生活に、水分を1日1~1.5リットルを目安に摂ることを心がけましょう。睡眠は、美肌に欠かせません。22時~24時は、新しい肌を再生する時間です。疲れやストレスを溜めずに上手にリフレッシュすると、肌だけでなく心も安定して保つことができるでしょう。