肌荒れの原因と改善方法まとめ

秋は夏に受けた肌ダメージが表面化して、シミやソバカスが目立ってきたり、弾力の低下を感じやすい季節です。さらに、気温の低下により、肌のターンオーバーが乱れ、乾燥やザラつきを感じることもあります。

このタイミングでしっかり保湿ケアを行いバリア機能を整え、乾燥する冬に向けて備えましょう。

肌荒れを改善するには?

皮膚のバリア機能を高めることで、肌荒れを起こしにくい健やかな肌を保つことができます。そのために身につけたい適切なスキンケア方法や生活習慣について解説します。

適切なスキンケア

─洗顔

余分な皮脂や肌に付着した汚れ(花粉、ほこりなど)を洗い流し、肌を清潔に保つために大切なのが毎日の洗顔です。洗顔時に重要なのは肌をこすらないことです。

まず、肌に負担を与えないように洗顔料はよく泡立て、顔全体を泡のクッションで包み込み、やさしくなでるように洗います。熱いお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまうため、すすぎはぬるま湯で行いましょう。髪の生え際やフェイスラインまで、すすぎ残しのないよう丁寧に洗い流してください。洗顔後に顔を拭くときも、タオルでゴシゴシと強くこすらず、軽く押し当てるようにして水分を拭き取りましょう。

─保湿

洗顔後の肌はとても乾燥しやすいため、すぐに化粧水で保湿しましょう。適量を手のひらに取り、保湿成分を肌に浸透させるイメージでハンドプレスします。最後は乳液やクリームでうるおいが逃げないように保護しましょう。

敏感肌の方は肌への刺激の少ない低刺激処方のものや、セラミドなどの保湿成分が含まれたタイプがおすすめです。

─紫外線対策

紫外線は1年中降り注いでいるため、紫外線対策は季節を問わず行う必要があります。日焼け止めはもちろん、日傘や帽子、長袖のカーディガンなどの小物を活用し、季節に合った紫外線対策を行いましょう。また、うっかり日焼けしてしまった後はきちんとケアすることも大切です。

良質な睡眠

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、日中に受けたダメージを修復し、肌の再生を促します。

私たちは眠っている間、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)を繰り返しています。成長ホルモンが最も活発に分泌されるのは、睡眠直後のノンレム睡眠のときですので、ベッドに入ると自然と眠くなり、そのまま深い熟睡状態に入れることが理想です。このような良質な睡眠をとるには以下のことに気をつけましょう。

・1日の生活リズムを整え、毎日決まった時間に就寝・起床する

・自分に合った寝具(枕、マットレス)を使う

・食事は就寝2~3時間前までに済ませる

・38℃程度のぬるめの湯船に浸かる

・ベッドに入った後はスマホを見ない

・自然光で目が覚めるようにする

栄養バランスの取れた食事

肌を含めた体の細胞は日々口にするものからできています。栄養バランスのとれた食事は健やかな肌のために重要です。糖質や脂質の摂りすぎに注意して、体をつくる基となるタンパク質や、肌の健康を保つために必要なビタミン、ミネラルをバランスよく摂取しましょう。