【梅雨に負けないカラダへ】

カラダにとって適度な水分は、カラダを潤わせ、健康を維持するために必要不可欠なものです。漢方では、余分な水分はカラダに溜まり、あちこちで悪さをすると考えられています。

余分な水が溜まる原因と言えば、誰しもが水の飲み過ぎを想像するでしょう。でも、それだけではないのです。実は、外からの影響もカラダに余分な水がたまる原因になるのです。

そのひとつが「雨による湿気」。漢方では、過剰な湿気を“湿邪(しつじゃ)”と呼び、カラダに入り込み、体内の水分を必要以上に増やし悪影響を及ぼすと考えられています。余分な水分はカラダのあちこちに溜まりやすくなり、むくみや頭痛、めまい、食欲不振など、さまざまな症状を引き起こす原因になると言われています。

長雨が続く梅雨や、多湿の夏、台風の多い残暑の頃は要注意。過剰な湿気が続くため、特に症状が出やすくなります。

ポイントは“水の巡りを整え、余分な水分を外へ出すこと”です。水の巡りをサポートし、カラダの外に出す働きを助ける食べ物を積極的に取り入れて、溜め込まない巡りの良いカラダを目指しましょう(^^♪

アレルギーと泉質

日本各地温泉は、たくさんありますが、 国内で湧き出ている温泉の泉質は9種類に分けられます。 この中で、アレルギーに効くといわれる泉質は以下の4つがあるそうです。

① 硫黄泉・・強い硫黄臭がきつい。温度が高い傾向があるので、温度調節がポイント。ガサガサの肌に良いが、入浴後乾燥しやすい。

炭酸水素泉・・余分な角質をとり、ツルツルにするため「美肌の湯」を  呼ばれる。アトピー肌で皮膚が薄く、ジュクジュクタイプは赤みが増す。

③ 塩化物泉・・塩分の「殺菌効果」でキズの治癒が期待できるが、塩分がキズにしみ、赤くなることもあるので「掻きキズ」に注意。

④ 硫酸塩泉・・マグネシウムを含み「痒み」の緩和、無色透明無臭。

優しく角質を落とし、炎症やキズの回復が早くなる。

アレルギーに良いといわれる温泉でも、①②③の場合、皮膚の状態をみて入浴してください。特に症状が悪化している場合、お湯の温度が高いうえに強い成分、例えば硫黄などが直接触れることで、刺激が強すぎて逆効果になることがあります。おすすめなのは、皮膚の状態を問わない④の硫酸塩泉です。40度くらいまでの「ここちよい温度」に「ゆっくり浸かる」ことで、自律神経が整えられ、アレルギー反応を抑えることができます。