立春【春を迎える肌準備】


今年は2月2日が節分、翌日2月3日が立春です。節分が2月2日となるのはなんと124年ぶり
で、来年以降はまた2月3日に戻るそうです。うるう年の誤差調整のようなものだそうです
。暦(旧歴)の上では春の始まりです。


 ★乾燥ストレス
昨年の気象データ(東京)の月別平均湿度は、2月が最低の55%でした。他の地域も同様
の傾向で、さらにエアコンによる暖房で、室内は外気以上の乾燥状態になっています。冬
を過ごしてきた肌は、年間で最も乾燥状態に傾いています。


★寒暖差ストレス
2月は、最低気温を記録する月でもあり、一方で春めいた日が訪れて気温が急上昇したり
…また、室内の暖房と外気温の差も加わって寒暖差によるストレスも年間で最高レベルと
なります。急で激しい寒暖差に肌の適応力が追い付かず、肌代謝が不良をきたし、さまざ
まな肌不調を引き起こすきっかけにもなります。


★花粉ストレス
花粉により、目のかゆみ・くしゃみなどの症状そのものが体にとってはストレスで、結果
として肌の変調を生み出すきっかけとなってしまいますが、最近では、くしゃみなどの症
状ではなく花粉による肌刺激から肌荒れを発症する「花粉皮膚炎」も報告されています。外
出時のマスク+花粉防護メガネの着用、帰宅時に家に入る前に洋服や髪に付着した花粉を
払い落とし、帰宅直後のクレンジング・洗顔を意識し、皮脂膜を落とし過ぎないように優
しく洗うことを心がけましょう。また、花粉症を抑える鼻炎薬にも副作用があり、花粉症
薬への配合が多い抗ヒスタミン剤は、眠気・渇き・食欲増進などの副作用が認められ、肌
の変調につながることもあります。薬によるこれらの副作用から起こる乾燥対策として、
小まめな水分補給と肌の保湿ケアの強化も忘れずにしましょう。

朝のスキンケア【二十四節気】


大寒とは、二十四節気の24番目の最終節で冬を6つに分けた6番目の節気。2025年の大寒は1月20日(月)〜2月2日(日)となります。
お味噌などでよく聞かれる「寒仕込み」はこの時期に仕込まれたモノ。寒さが厳しいこの時期は空気中の雑菌が少なく仕込みに最も適しているのだとか。

朝の冷たい水は、苦手という方は多いのではないでしょうか?

洗顔時のお湯の温度は「33℃」のぬるま湯を推奨しています。
この基準は「肌の表面温度」。体温より少し低く大体33℃ぐらい、と言われています。肌に近い温度の水ですすぐことで、潤いや保護バリアを守り、肌が乾燥するのを防ぎます。

熱いお湯で一気に洗うと、さっと油分が落ちます。
洗顔の時は、肌に付いた汚れや不要な皮脂だけ落とせばいいんです。根こそぎ油分を落としちゃうのは大問題!

洗顔時の設定温度が40℃超えの方はお気をつけて。
お湯の温度を下げるだけで、変化が出る方もいるくらい。光熱費も節約できてすこやか素肌になれるなんて・・・すすぎの温度は「33℃のぬるま湯」。
乾燥が気になる方は、一度、お湯の温度を確かめてみてくださいませ。すこやかなお肌作りの大切なルールの1つです。